
リブ(横付属)は毎回別発注が基本
洋服の副資材を準備する際に、ボタンやファスナーのようにカタログから選べるものもありますが、リブは一般的に見本帳などからは選べません。各糸種をゲージ別に編んだ流し編みの生地を切り売りするストックサービスはありますが、パーツとして使用する場合はそうもいきません。
ポロ衿を例にしますと、パターンに応じた縦横のサイズがありますし、M、L、LLとサイズ展開もありますから、適当に編んでおいたリブを使うという訳にはいきません。即ち「毎回別注対応」しているようなものなのです。でも決して難しくはないですよ。以下に解説してみます
リブ(横付属)の特徴
横附属と呼ばれるリブは、生地の四辺のうち三辺が止まっています。これが経編物、丸編物との大きな違いであり、横編物の特徴です。
生地の編み終わり側のみ解けますが、ポロ衿や袖口ですと縫い込まれるので問題ありません。ポロ衿では衿先と両端が止まっている三辺となります。ですので、各サイズに応じた衿の丈と首回りに相当する幅の指示が必要となります。
ポロ衿発注のポイント
無地のポロ衿発注でご指定いただきたい基本ポイントは以下の3つです。
- 色、糸種や番手
- 衿の丈と首回りに相当する幅
- 止袋の幅
※止袋とは:通常のポロ衿や袖口リブには編み始めの部分に止袋がついています。ヒラつきを抑えるためや糸始末の際に糸を引き込むスペースにもなります。一般的にはポロ衿ですと5mm、半袖口リブですと3mmほどです。

上記を決めていただくだけで発注可能です!
そのほかのご希望はもちろん、基本ポイントの決定が難しい場合もご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。